実は面白い!12星座神話 ~乙女座~
こんにちは🌒
占いの時間です。スタッフBLOGへようこそ。
ご観覧いただき、ありがとうございます!
本日のテーマは、「12星座の神話」です。
12星座はなぜ、12星座となったのか…?
星座の中でも代表的な12星座になぜ選ばれたのか?
知らなくても生活に支障はありませんが、調べてみると実は凄く面白い…!
神話を知ることで、その星座の性質や特徴を知ることも出来ますよ♪
そんな12星座の神話たちを、一つずつご紹介しています。
今回は「乙女座」の神話です。
※乙女座の神話はいくつかありますので、その中でも最も有力だといわれている説をご紹介します。
大地の豊穣をもたらす穀物の女神、デメテルという女神がいました。
デメテルは大神ゼウスの姉であると同時に、妻でもあります。
二人の間には、とても美しいペルセフォネという娘が生まれ、デメテルはペルセフォネを溺愛し、大切に育て、二人で穏やかに暮らしていました。
しかし、ある日のこと、ペルセフォネが花摘みをしに行った際、何ものかに誘拐され、その行方が分からなくなってしまったのです。
ペルセフォネをさらったのは、天界の王に対抗する闇の代表とされる、冥王ハデスでした。
冥王ハデスはその形相があまりに恐ろしい為、花嫁探しに難航していましたが、ある時ペルセフォネの美しさの噂を聞きつけ、誘拐を決行したのです。
花摘みをするペルセフォネの地中から、黒い馬に乗った冥王ハデスが現れ、ペルセフォネが逃げ出すことは不可能でした。
大切な一人娘を誘拐されたデメテルは怒り嘆き、ペルセフォネを探す放浪の旅に出ました。
ペルセフォネ探しの旅に必死で、デメテルの加護の力はもうありません。
地上の大地はどんどん荒廃し、どんな種も実らない悲惨な状況となってしまったのです。
流石の大神ゼウスもこれには困り果て、冥王ハデスにペルセフォネを返すように命じました。
ところが、ペルセフォネを返したくない冥王ハデス。
ペルセフォネへ「このザクロを食べれば母親のもとへ帰れる」と、ザクロの実を食べるように言いつけます。
ペルセフォネはそのザクロをほんの少しだけかじりました。
しかし、実は、”冥府の食べ物を一度でも口にすると冥府に属する”という取り決めがあり、ザクロを食べてしまったペルセフォネは、冥府で暮らさなければならない事になってしまったのです。
ペルセフォネがザクロを食べてしまった事実を知り、大神ゼウスは困惑します。
神々の世界の中にも秩序や掟があり、いくら大神ゼウスとはいえ、ルールを簡単に変えることは出来ないからです。
しかし、ペルセフォネをデメテルのもとに返すことが出来なければ、いずれ地上の大地は完全に枯れ果てつきてしまうでしょう。
そこで大神ゼウスは、ペルセフォネが食べたザクロの量が「ほんの少し」だったことを理由に、ペルセフォネは一年の3分の1は冥王ハデスの元で暮らし、残りはデメテルと一緒に暮らす、という妥協案を出すことにしました。
ペルセフォネが冥王ハデスと暮らすのは、一年の内、約四か月間。
この約四カ月間、デメテルは嘆き悲しみ、洞窟に引き籠ってしまいます。
大地の加護が失われ、作物が育たないこの期間が、「冬」という季節となりました。
そして、そんなデメテルの根劇悲しむ姿を哀れに思い、大神ゼウスが天の星座に加えたのが、乙女座の由来だと言われています。
乙女座は気配り上手で頼りになりますが、実は融通が利かない頑固な一面もあります。
自分のセオリーを乱されることが大嫌い。
ペルセフォネに対する母デメテルの情景を読み取ると、そんな乙女座の性質に近いものを感じませんか?
次回は「天秤座」編です!
天秤座の性質はどんな神話から生まれたのでしょうか…😁
お楽しみに✨