実は面白い!12星座神話 ~乙女座~

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こんにちは🌒

占いの時間です。スタッフBLOGへようこそ。

ご観覧いただき、ありがとうございます!

 

本日のテーマは、「12星座の神話」です。

12星座はなぜ、12星座となったのか…?

星座の中でも代表的な12星座になぜ選ばれたのか?

知らなくても生活に支障はありませんが、調べてみると実は凄く面白い…!

神話を知ることで、その星座の性質や特徴を知ることも出来ますよ♪

そんな12星座の神話たちを、一つずつご紹介しています。

 

 

今回は「乙女座」の神話です。

※乙女座の神話はいくつかありますので、その中でも最も有力だといわれている説をご紹介します。

f:id:uranaizikan:20201214123006p:plain大地の豊穣をもたらす穀物の女神、デメテルという女神がいました。

デメテル大神ゼウスの姉であると同時に、妻でもあります。

二人の間には、とても美しいペルセフォネという娘が生まれ、デメテルペルセフォネを溺愛し、大切に育て、二人で穏やかに暮らしていました。

しかし、ある日のこと、ペルセフォネが花摘みをしに行った際、何ものかに誘拐され、その行方が分からなくなってしまったのです。

 

ペルセフォネをさらったのは、天界の王に対抗する闇の代表とされる、冥王ハデスでした

冥王ハデスはその形相があまりに恐ろしい為、花嫁探しに難航していましたが、ある時ペルセフォネの美しさの噂を聞きつけ、誘拐を決行したのです。

花摘みをするペルセフォネの地中から、黒い馬に乗った冥王ハデスが現れ、ペルセフォネ逃げ出すことは不可能でした。

 

大切な一人娘を誘拐されたデメテルは怒り嘆き、ペルセフォネを探す放浪の旅に出ました。

ペルセフォネ探しの旅に必死で、デメテルの加護の力はもうありません。

地上の大地はどんどん荒廃し、どんな種も実らない悲惨な状況となってしまったのです。

流石の大神ゼウスもこれには困り果て、冥王ハデスペルセフォネを返すように命じました。

 

ところが、ペルセフォネを返したくない冥王ハデス

ペルセフォネへ「このザクロを食べれば母親のもとへ帰れる」と、ザクロの実を食べるように言いつけます。

ペルセフォネはそのザクロをほんの少しだけかじりました。

 

しかし、実は、”冥府の食べ物を一度でも口にすると冥府に属する”という取り決めがあり、ザクロを食べてしまったペルセフォネは、冥府で暮らさなければならない事になってしまったのです。

 

ペルセフォネがザクロを食べてしまった事実を知り、大神ゼウスは困惑します。

神々の世界の中にも秩序や掟があり、いくら大神ゼウスとはいえ、ルールを簡単に変えることは出来ないからです。

しかし、ペルセフォネデメテルのもとに返すことが出来なければ、いずれ地上の大地は完全に枯れ果てつきてしまうでしょう。

 

そこで大神ゼウスは、ペルセフォネが食べたザクロの量が「ほんの少し」だったことを理由に、ペルセフォネは一年の3分の1は冥王ハデスの元で暮らし、残りはデメテルと一緒に暮らす、という妥協案を出すことにしました。

 

ペルセフォネ冥王ハデスと暮らすのは、一年の内、約四か月間。

この約四カ月間、デメテルは嘆き悲しみ、洞窟に引き籠ってしまいます。

大地の加護が失われ、作物が育たないこの期間が、「冬」という季節となりました。

 

そして、そんなデメテルの根劇悲しむ姿を哀れに思い、大神ゼウスが天の星座に加えたのが、乙女座の由来だと言われています。

 

 

乙女座は気配り上手で頼りになりますが、実は融通が利かない頑固な一面もあります。

自分のセオリーを乱されることが大嫌い。

ペルセフォネに対する母デメテルの情景を読み取ると、そんな乙女座の性質に近いものを感じませんか?

 

次回は「天秤座」編です!

天秤座の性質はどんな神話から生まれたのでしょうか…😁

お楽しみに✨